「モルディブ旅行に行ってみたいけど何日くらいあればベストなんだろう?」「最低でも何日ないと楽しめないのだろう?」
モルディブ旅行に際して旅行に必要な日数が分からないなという方も多いかと思います。そこでこの記事では、実際に2019年にモルディブに新婚旅行に行った管理人が、実体験を元に「モルディブ旅行を満喫するために必要な日数」をお伝えしたいと思います。
宿泊日数を検討する際には移動日数を考慮する必要があります
モルディブ旅行を計画する際にはじめに頭に入れておかなければならないことがあります。それが「移動日数」です。
というのもモルディブというのは下の写真の通りインド洋の下の方にあり、日本からはかなりの距離があるからです。
また以前はスリランカ航空の直行便が週に何便かありましたが、2019年現在、日本からモルディブへの直行便がありません。
そのためどの航空会社を利用するにしても、最低1回はシンガポールなどで乗り継ぎが必要となってきます。
結果的にフライト時間だけでも「日本〜シンガポール▶︎7時間ちょっと」「シンガポール〜モルディブ▶︎4時間」ということで約12時間かかることに加え、トランジットや出入国審査などを含めると、移動にほぼ丸1日かかってしまうのです。
つまり、モルディブ旅行を検討する際には「現地で必要な日数+最低でも2日(往復)」で考える必要があるのです。
現地で必要な日数+最低でも2日は必要
実際には「現地滞在+3日(移動)」必要!実際のプランで確認
先ほどモルディブ旅行には最低でも移動で2日は必要とお伝えしましたが、実情をお伝えすると現実的には移動だけで3日ほどかかる日程が組まれていることが多いです。
実際にモルディブ旅行として組まれているツアープランを見て、モルディブ旅行の日程がどんな感じか見てみたいと思います。
参考として挙げるのはJTBのスリランカ航空で行く!モルディブ<2名様から出発!全泊リゾートがうれしい!朝食付!という6泊8日のプランです。
まずは、こちらの旅行日程表の往路について確認してみます。このツアーでは乗り継ぎ地がコロンボとなっています。
1日目:日本〜モルディブ移動
朝:成田(UL455便)発
昼:コロンボ着発
夜:マーレ22時ごろ着▶︎ボートでリゾートへ
となっており、朝に自宅を出発し、その日の夜にモルディブ・マーレ着、ホテルに宿泊。往路所要時間は、ほぼ丸1日です。(時差があるので実際には20時間弱かかっています)
7,8日目:モルディブ〜日本
11:00:リゾートチェックアウト
15:30:マーレ発
17:30:コロンボ着
20:00:コロンボ発
翌日(8日目)07:30:成田着
上記の通りとなっており、7日目の午後にモルディブ・マーレを発ち、機内泊、8日目の朝に成田着というプランです。
ただし、7日目は午前中にホテルをチェックアウトし、空港まで行くのに相応の時間がかかるため、実質移動で終わってしまう日程です。そのため復路所要時間は2日弱ことになります。
つまりこのツアーの場合、まとめると以下のようになります。
・往復の移動に3日弱ほどかかる
・6泊8日のツアープランの場合、モルディブで活動できる時間は実質2日目朝~6日目夜までの、丸5日間程度
これはある特定のツアーの例なので、全てがこの通りではありませんが、モルディブからの帰国便の時間はだいたい決まっているため、多くの方がこのような日程になってしまいます。
モルディブを満喫した!と思うために最適な日数は6泊8日
モルディブへの移動日数についてお話ししてきましたが、それを踏まえて最適なツアー日数をお伝えすると、私のおすすめは6泊8日です。
理由は以下の4つです。
・往復の移動に3日弱必要
・アクティビティをすると案外時間がない
・雨が降って何もできない日もある可能性
・私自身が6泊8日でベストだと感じたから
理由①往復の移動に3日弱必要
すでにお伝えしたように、モルディブへの往復の移動時間は3日弱必要となります。個人手配であれば少々短縮できるかもしれませんが、モルディブの首都マーレからの便が限られているためなかなかそれも難しいところです。
往復の移動だけで3日間必要となると、例えば下の画像のような3泊5日のプランの場合、モルディブで遊ぶ時間に使うことができるのは「丸2日間程度」ということになります。
せっかく10時間以上かけて行くのに、さすがに2日間というのは少し短すぎるような気がしませんか?まずこれが1つめの理由です。
理由②ゆったりした過ごし方をすると案外時間がない
モルディブのリゾートは1島1リゾートで、1つの島に1つのリゾートしかありません。
そのため通常の観光地のように徒歩でふらりと出かけたり、レンタカーでどこかへ行くということはできず、基本的に滞在中は1つのリゾートの中で過ごすことになります。
つまり必然的にモルディブのリゾートの過ごし方というのは「ゆったり贅沢に時間を使う」ということになります。(それがモルディブの魅力でもあります)
朝10時ごろに朝食を食べ、少し海で遊び、軽めの昼食をとってまったり。また少し遊んで夕食を優雅に食べる。そんな感じの過ごし方がモルディブのリゾートです。
また、ほとんどのリゾートでは滞在客が暇を持て余さないようにヨガやスパをはじめ海釣りやシュノーケリングなど様々なアクティビティを用意しています。※アクティビティについては下記の記事で詳しく掲載している箇所がありますので参考にしてみてください。
アクティビティの所要時間はだいたい2時間前後のものが多いのですが、先ほどお伝えしたように、モルディブではゆったりと時間を過ごすことが多いので、意外とアクティビティをする時間がなかったりします。
そのため滞在日数が短いと、「まだまだやりたいことがあったのに」となってしまったり、「なんかバタバタしてせわしなかった」となってしまうことが考えられるのです。
モルディブリゾートでの1日の流れイメージ
9:000 起床
10:00 朝食(1時間ほど)
11:30 部屋でシュノーケリングやプール
13:00 昼食
15:00 アクティビティ
17:00 部屋で休憩 or お昼寝
19:00 夕食
21:00 バーでまったり
もちろんこんなゆったりした過ごし方をせずに、思いっきりアクティビティに参加してシュノーケリングなどもして、というプランも良いとは思いますが、モルディブの醍醐味は「ゆったりと優雅に過ごす」ところにありますので、それもあまりおすすめしません。
ですので多くの方は1日に参加するアクティビティは1つの事が多く、日中に参加したいものが3つあれば、3日割く、という感じで過ごしています。
こういった理由からモルディブ旅行のベストな日数は、「ゆったりと過ごしてもアクティビティを楽しめるくらいの滞在日数(6泊8日)」が理想なのではないかと思います。
理由③雨が降って何もできない日もある可能性
管理人は乾季と言われる1月にモルディブに行ったので、1日も雨が降る事はなかったのですが、乾季であってもモルディブではたまにスコールなどが降る事もあり、「雨で何もできない!」という可能性もなきにしもあらずです。
特に雨季に行く場合は、高い確率で滞在中1日くらいは雨が降る場合が多いようです。そのため滞在日数に余裕がないと「雨でせっかくの予定をキャンセルしなければならない」ということにもなりかねません。
また仮にキャンセルとはならずとも、日が出ていない時は水から上がるとそれなりに寒いですし、何より気分が上がらず、せっかくのモルディブを思い切り楽しめない可能性もあります。
そのため特に雨季に行かれる場合は、できるだけ日程に余裕を持っておくのが良いと思います。
理由④私自身が6泊8日でベストだと感じたから
最後の理由が最も大きいのですが、私自身がハネムーンで6泊8日でモルディブに行き、ベストな日程だったと感じているからです。
これ以上短ければ「物足りない、まだしたいことがあったな」と思ったでしょうし、これ以上長くても「することがない、暇だ」と感じたはずで、6泊8日というのが非常にちょうど良い日数だったと感じています。
実際の私の宿泊プランはこんな感じでした
ここで少し、実際の私の宿泊プランをご紹介させていただこうと思います。実際の滞在内容を見ると何となくベストな日程というのが見えてくるのではないでしょうか?
1日目
・AM11時ごろ、成田空港を出発
※ハネムーンだったので機内ではケーキを貰いました
・日本時間19時頃、チャンギ国際空港到着
・日本時間21時頃、モルディブへ向けて出発
・日本時間深夜2時(現地時間夜10時)モルディブマーレ国際空港到着
・23時頃スピードボートでリゾートへ
・23時半リゾートへ到着
・諸々説明を受け、すぐに就寝
2日目
・10時頃に朝食
・11時頃に、専属のバトラーに島内案内をしてもらい、リゾート内の施設などを把握
・その後部屋で少し休憩し、シュノーケリングセットを借りに行く
※私の宿泊したリゾートでは簡単な水泳テストや使い方の説明がありました
・部屋に戻りシュノーケリング
・シュノーケリング後は部屋でゆっくり
・夜はディナーへ(ゆっくり2時間ほど)
3日目
・起床後、テラスで海を見ながらコーヒー
・ゆっくりした後朝食へ
・部屋に戻りシュノーケリング&プール
・休憩後、夕方に予約していたスパへ
・そのまま島内を散歩し、毎日恒例のエイの餌付けを見学
・部屋に戻りゆっくりした後ディナーへ
※前日とは違うレストランで2時間ほど
・夕食後はバーで2時間ほどくつろぐ
4日目
・いつも通り朝食
・この頃シュノーケリングにハマり3時間ほどシュノーケリング
※サメに遭遇し退散
・午後からサブマリンという潜水艇での海中散歩
・部屋に戻り休憩
・夜はまた別のレストランでディナー
・バーでくつろぐ
5日目
・いつも通り朝食
・水上ヴィラからではなく、島内のパブリックビーチでシュノーケリングや水遊び
・午後は他の方々と一緒にクルーズフィッシング
※船酔いをして体力消耗
・エイの餌付けの見学
・また別のレストランでディナー
6日目
・朝一から、前日予約していたフォトセッション
※島内の色々な場所で2人の思い出の写真を撮影
・遅めの朝食
・軽くシュノーケリング&プールでまったり
・タートルシュノーケリングというアクティビティをドタキャンし、部屋でまったりインスタ用の写真を撮ったり
※沖でのシュノーケリングだったので怖くてやめました
・エイの餌付けの見学
・島内散策
・レストランでバイキング
・バーでまったり
7日目
・最終日の朝食。これでもかと食べまくりました
・部屋に戻りチェックアウトの準備
・12時ごろにチェックアウト
・リゾートを離れる17時頃まで暇だったのでバーでくつろいだり、パブリックのプールで泳いだり、記念の絵馬的なやつを書いたり、島内散策
・17時頃リゾート出発
・船がジェットコースター並みに揺れ船酔い
・マーレ国際空港到着後、リゾートのラウンジで休憩
・19時頃出国手続き
・お土産などを購入
・20時ごろマーレ出発
8日目
・(マーレ時間深夜4時)シンガポール時間8時ごろシンガポール着
・10時頃シンガポール発
・18時ごろ日本到着
実際は他にもたくさんのアクティビティがあったのですが、そんなにバタバタしたくなかったので基本的には部屋でまったりしつつシュノーケリングという感じで過ごしました。
「かなりのんびりしているなぁ」と思われたかもしれません。
しかしそれこそがまさにモルディブの魅力ではないかなと思います。「何も考えずにのんびりリゾートを贅沢に満喫する」というのを体現できるのがモルディブです。※もちろんアクティブに活動したい方は色々なアクティビティをやってみるのも良いと思います!
またリゾートによっては、他の島へ散策に出かけるといったプランもあったりしますので、時間さえあればいかようにも満喫はできるのではないかと思います。
普段の私は欲張りな性格で、旅行ともなればついつい観光や予定を詰めすぎてしまうのですが、せっかくのハネムーンなので意識して「のんびり」過ごすということにチャレンジしてみました。
結果として非常に満足していますし、モルディブでは「のんびりすることこそが最高の贅沢」だと思いました。
スタッフもお客さんも全員がゆったりした気持ちで過ごし、何のストレスもない。何の争いもない。それがモルディブの魅力なのかなと思います。
ツアー会社で用意されている旅行プランは最短3泊5日から最長6泊8日
ちなみにですがJTBのツアーを調べると、最短は3泊5日というツアーでした。
冒頭にもお伝えしましたが、モルディブ旅行ではまず移動に3日弱かかります。また私のように夜にリゾートに着く場合は、1泊目は夜到着して寝るだけですので、動けるのは翌日朝から。
仮に3泊5日のツアーの場合は実質2日しか自由に使うことができません。せっかく長い時間をかけてやってくるのに、やはりそれではもったいない気がします。
一方で最長のツアープランは6泊8日でした。こちらも先ほど実際の滞在内容をご紹介した通り、実質モルディブで遊べるのは長くとも5日間となります。
ですが5日間あればモルディブライフは満喫できると思いますので、長すぎることもなく、短すぎることもなくちょうど良い日程ではないかな?と思います。
もしこれ以上長くハネムーンを過ごしたい方は、トランジット地のシンガポールなどで観光するツアーなどもあるのでそういったところで調整しても良いかなと思います!
まとめ|モルディブを満喫したいなら最低でも4泊6日以上でプランを組む事をおすすめ
ここまで移動時間を考慮する必要性や、実際のツアープラン、私の体験談について書かせていただきました。
「そりゃあ長く行けるに越したことはないけれど…」という方もいらっしゃるかもしれません。
そんなご多忙の方にも、私が強くお勧めしたいのが「それでも、何もせずにホテルでのんびりする日を1日は設定する」ことです。
最初にハネムーンの候補にモルディブを上げたとき、何を思い浮かべましたか?「きれいな海を眺め潮騒を聴きながらビーチサイドでのんびりする」という風景を思い浮かべませんでしたか?
私たち夫婦は、まさにそうでした!そのため、当初からのんびり過ごすつもりでモルディブを選び、日本では決して味わうことのできないようなロケーションで、視界いっぱいの海を見ながら、コーヒーを飲んだりゲームをしたりと、『非日常+日常』を満喫することも目的のひとつでした。
ただひたすら、きれいな海を見て、海に浸かって、食事の準備や後片付けの心配をすることなく、ひたすら贅沢をする!
何のストレスなく、身も心もリラックスして、ただただ滞在を楽しむ。マリンスポーツや観光もはずせない目的ではありましたが、そんな贅沢な時間の使い方ができたことも併せて、私にとってはハネムーンの良い思い出となっています。
特に、日常生活ですごく忙しい時などに、ふと「ああ、モルディブは楽園のようなところだったなぁ」と、時間が経ってなお、さらにきれいな思い出へと昇華していくような気がしています。
以上のような理由から、モルディブ滞在には短くても自由時間を丸3日間くらいはとっていただきたいです。
それを踏まえると、モルディブを満喫するには最短でも4泊6日以上のプランを組まれると、満足いく旅行が楽しめると思います。
ハネムーンで人気の高いモルディブでは、オリジナルのハネムーン特典が用意されている場合も多くあります。条件などもあわせてチェックし、素敵なハネムーンにしてください!