モルディブ旅行準備

モルディブのチップ事情を徹底解説。誰にどのタイミングでいくら渡せばいい?

日本人にはあまり馴染みのない習慣「チップ」。私も非常に苦手です。そんな誰しもが苦手なチップ文化ですが、モルディブは残念ながらチップ文化の国です。

モルディブ旅行に行かれる方の中にはチップ文化に慣れていない、ましてや海外も初めてという方もいるかと思います。

そこでこの記事では、モルディブでのチップに対して少なからず不安を抱いている方が安心してモルディブ旅行に行けるように「モルディブリゾートならではのチップの払い方」「チップの金額」などをシチュエーションに分けてお伝えしたいと思います。

管理人
管理人
モルディブのリゾートは「日本人はチップが苦手」ということは理解していますので、あまり気負う必要はありません。最低限の知識を持って、できる限りの誠意を見せれば大丈夫です!

 

モルディブはチップ文化

元々モルディブにはチップという習慣はなかったそうですが、チップ文化のある欧米などからの旅行客が増えたことにより、現在のモルディブではチップが習慣となっています。

そのため旅行客である私たち日本人も現地ではその習慣に従ってチップを渡す必要があります。

チップとは規定料金とは別に、サービスを受けたことに対して心づけとして相手に渡す現金を指す。チップの慣習のある国では、サービス業の最低賃金が安く設定されているために、チップがサービス業従事者の生活給となっている。とりわけ、個人に対するサービスではそれが顕著である。 引用:Wikipedia

Wikipediaから引用しましたが、チップというのはサービスに対する心づけ(お礼、感謝の気持ち)として相手に渡すものです。

そのため「普通レベルのサービスなら支払う必要はない」と考える方もいますが、上記にも記載の通りチップ文化のある国では、チップが労働者の貴重な収入源になっていることも多いため基本的にはチップを払ってあげる必要があります。

日本人観光客の多いハワイなどでは、あらかじめ会計にチップの料金が20%くらい上乗せされたりしていますが、モルディブはそのようなことはないので、できる限りチップを渡してあげる必要があります。

チップはアメリカドルで大丈夫?

モルディブの現地通貨は「ルフィア」というものが流通していますが、アメリカドルも広く使われています。

従って観光客が宿泊するリゾートではアメリカドルの使用が可能です。逆に言うとホテルによってはルフィアが使えないところもあるようですので、チップ含め現地通貨はアメリカドルのみで大丈夫です。

両替をする際に1ドル紙幣を多め換金し、スマートに渡せるようお財布ではなくバッグやポケットなどすぐに取り出せるところに忍ばせておくと便利です。

下記の記事にも書いていますが、モルディブ旅行では現金はほとんど必要ありません。現金はチップで必要な金額だけ持っていけば大丈夫なレベルです。私の場合は1万円分を全て1ドル紙幣に両替して持って行きました

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チップは絶対に渡さなきゃならないの?

実はモルディブのリゾートではそもそもの料金に10%のサービス料が加算されている事がほとんどです。

そのため極論を言うとチップを渡さなくてもOKです。

しかしそれはあくまでも名目上の話であって、サービスというのは人と人との関係ですので良いサービスをしてくれたスタッフや、毎日会うようなスタッフにはチップを渡してあげるのがマナーです。

私たち日本人には馴染みがないため、「大の大人に100円や200円渡すのなんて、かえって失礼じゃないのかな?」などと、逆に悩んでしまうこともあるかもしれません。

しかしチップ文化がある国では「チップはどんな額でも、もらってありがたいと思うことはあっても、迷惑に思われることは決してない」というのが常識です。

また相場が分からず払いすぎかな?と思うこともあるかもしれませんが、多く払っても「払いすぎで変」みたいに思われることは全くなく「こんなに貰えて嬉しい」と、素直に感謝され喜んでもらえますので、自分の気持ちに素直にチップを渡すと良いと思います。

 

チップはどんなタイミングで誰にいくら渡すのか?シチュエーション別に紹介

それではここからは、実際にモルディブ旅行でどのようなタイミングで誰にいくら渡すのか?ということを具体例とともにお伝えできればと思います。

正直な話をするとモルディブでチップをいつどれくらい渡すか?ということに関してはネットの意見を見ても旅行代理店に聞いてもまちまちなため、「何となく気軽に」いくしかないと思っています。

ですが、この記事ではできる限り私の経験と他の方々の体験談を踏まえベストと思える回答をお伝えしようと思いますので参考にしてみてください。

モルディブ旅行でチップが必要になるのは基本的にリゾートに着いてからです。それを念頭に見てみてください。

※ちなみにですがモルディブリゾート滞在中に追加でかかる料金は基本的にチェックアウト時の後払いとなりますので、チップを払う機会というのもさほどありません。

 

バトラー

モルディブの一部の高級リゾートでは、各客室に1人のバトラーが付き、レストランの手配やリゾートの案内、アクティビティの予約などをしてくれます。

このバトラーは私たち旅行者が滞在中もっともお世話になる方ですので、この方には絶対にチップをお渡しするようにしましょう

(私たちの宿泊したジュメイラヴィタベリもこのバトラー制でした。)

バトラーへのチップとしてはチェックイン時に滞在日数×1~2ドル程渡しておき、滞在中良いサービスを受けられたら最終日にまとめてもう少し渡す、といった事を書いている記事もあります。

しかし先ほどもありましたが、チップというのは行為に対する感謝の気持ちをお金で表すものです。

そのため、バトラーに対しては最終日にまとめて感謝の気持ちを込めて渡すのが本来の形ではないかなと思います。(実際、モルディブのリゾートでは最終日にまとめて渡す人が多いようです)

私の場合は、専属のバトラーが見送りに来てくれたので、そのときにお礼の言葉とともに25ドルほど渡しました(相場より多いですが、そこは気持ちです)

もちろん「まずは最初に渡す」という形をとっても良いと思います。その場合はチップが「これからお世話になりますがよろしくお願いします」という意味合いになります。

<バトラーにチップを渡すなら最初か最後>

最初に渡す場合

ボートや飛行機でリゾートに到着するとバトラーが部屋まで案内し、島の事や滞在中の事などを案内してくれます。その案内が終わるタイミングで「滞在日数×2ドル」のチップを渡しましょう。

※渡す時の言葉はThank you for introduction, nice to meet you!くらいで良いと思います!

もし滞在中気持ちの良いサービスを受けられたら最終日に10ドルくらい渡してあげましょう。(これは絶必ではありません)

 

最後に渡す場合

専属のバトラーならあなたが島を離れるタイミングで見送りに来てくれるはずです。その際に、滞在中の感謝の言葉とともにチップを渡しましょう。

そうすることによって、単純にお礼だけではなく「あなたのお陰で素敵な滞在になった」ということも伝えることができ、スマートかつ素敵な別れを演出することができます。

金額は相場以上であればいくらでも大丈夫です。お金が余っているのであれば多めに渡しても良いと思います。

 

荷物運び(ポーター)

モルディブのリゾートではポーターといってスーツケースなど重たい荷物を部屋まで入れてくれるスタッフがいます。

このスタッフにお世話になるのは到着時と帰国時の2回だけですので、彼らには感謝の気持ちを込めて都度チップを渡すことをおすすめします。

相場としてはスーツケース1つにつき1~2ドル程度です。5つ星リゾートであれば2ドルが相場です。

※管理人はこのスタッフにすら渡しそびれてしまいましたが、特に怒られることもないので渡しそびれる事を極度に恐れる必要はありませんが、マナーとして渡すのをおすすめします。

 

ベッドメイク

モルディブのリゾートでは朝夕の2回ベッドメイクをしてくれる場合が多いと思います。ベッドメイクの際には1人につき1ドル、夫婦2人なら2ドルを枕元に置いておきましょう

ベッドメイクのチップは対面ではないので非常に簡単ですので、まずはここからチップにチャレンジしてもても良いと思います!

 

レストランの専属ウェイター

リゾートによっては毎日同じレストランで食事をするため、ほぼ専属のレストランウェイターが付く場合があるようです。

そのような場合には、最終日にまとめて1人あたり滞在日数×1~2ドル程度をテーブルに置く、というのが一般的なようです。

私が滞在したジュメイラの場合は朝食は毎日同じレストランでしたが、夕食は毎日違うレストランだったため特に専属のウェイターがいませんでした

そのためレストランのウェイターにチップを払うことはありませんでした。もちろんそういった場合でも特に良くしてくれたウェイターがいればチップを渡してあげればきっと喜ばれるはずです。

ただモルディブのリゾートでは、お金を持ち歩いている人も少ないのでチップを渡さなくても不快に思われたりすることはないのでご安心ください。

レストランでは合計金額の10%をチップとして払うのがマナーという風に書いている記事もありますが、冒頭にお伝えした通り10%はすでに徴収されていますので不要だと考えます。

専属のウェイターがいる場合のみ、最終日にまとめて渡せばOKです。

 

アクティビティ

モルディブのリゾートではアクティビティといってダイビングやシュノーケリング、フィッシングなど様々なアクティビティに参加することができます。

これらの料金も基本的に後払いとなっているため、特別な理由がない限りチップを払う必要はありません。

たまにリゾートによっては(特にダイビングでは)、チップを入れる箱が置いてあったりチップの説明があったりするそうなのでそういった場合にのみチップを払えば問題ありません。

 

スパ

モルディブのリゾートの定番といえばスパです。これに関しても他のアクティビティと同様に特段チップを渡す必要はありません

しかし、非常に気持ちの良い施術を受けた場合や何度も同じスタッフにお願いする場合などは感謝の気持ちとして5ドル〜10ドル渡すのもスマートです。

 

その他、何かお願いして対応してもらったとき

例えば部屋に何かを持ってきてもらったときや、特別な対応をしてもらったときなどは感謝の気持ちをこめてチップを渡すのがスマートです。

金額としては5ドル〜10ドルくらいサービスの内容に応じて渡せられれば良いです。例えば虫が出て退治してもらったみたいなときは5ドルくらい渡せると良いと思います。

意外とこういうパターンはあるので、スッとチップを渡せるようにしておくととても良いと思います。

 

最低限、毎日会う人に感謝のチップを渡せられれば万事OK

ここまでモルディブのチップ事情についてお伝えしてきました。正直チップが初めての方にとっては考えるだけでもストレスが溜まると思います。

しかしあまり深刻に考える必要はありません。あまり細々と考えても疲れるだけなので「最低限毎日会う人にはチップを渡す」ということが出来ればOKです。

毎日会うというのはバトラーやベッドメイキング(会う訳ではないですが毎日やってもらうので)の方に感謝が示せれば合格点です。

せっかくのモルディブ旅行がストレスの溜まるものになってはいけないので、チップに関しては「上手くできなくてもいい」と思って気楽に臨んでください

現地スタッフも日本人はチップが苦手なことを知っているのであまり期待していません。笑

ぜひ気負わず、気軽な気持ちでモルディブ旅行に行っていただくといいのかなと思います。

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