新婚旅行の行き先として人気のモルディブ。もう新婚旅行先をモルディブに決めた方も、いまモルディブに行くか検討中という方もいるかと思います。
モルディブと聞くとリゾートのイメージですが、やはり滞在するとなるとお金がかなりかかるのでは?と不安に思う方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、実際に新婚旅行でジュメイラ・ヴィッタベリというリゾートに行った管理人である私の体験を元にモルディブの物価について実際の金額例も交えながらお伝えしたいと思います。
基本知識:モルディブでの滞在は基本的にリゾートの中だけ
まず最初に認識いただきたいのがモルディブ旅行=1つの島・1つのリゾートに滞在することになるということです。
私自身も、モルディブ旅行に行くことを決めて詳しく調べるまで知らなかったのですが、モルディブはいくつもの島から成り立っています。
そのため、基本的に滞在期間中は自分の訪れるリゾートがある1島のみに滞在するということになるのです。
稀に別の島に行くツアーもありますが、それもアイランドホッピングといって違う島を見に行くのみで滞在する事はまずありません。
そして1つの島には1つのリゾートホテルしかないため、モルディブ旅行=どのリゾートに滞在するかで、物価も満足度も価格も何もかも変わってくるのです。
モルディブでの滞在は、1つの島の1つのリゾートホテルに滞在する事になる。
通常、旅行といえばと現地の様々な観光地へ出かけたり、現地のレストランに行ってグルメを堪能するものですが、前述の通りモルディブへの旅行は基本的には島から出ることはないため、マリンアクティビティも朝食も昼食も夕食も全てが1つのリゾート内で完結します。
これらが何を意味するかと言うと、物価が全てリゾート価格であるということです。
少しイメージしやすくお伝えするとリゾートホテルの中でずーっと生活しているようなもので、モルディブのローカル物価とは全く異なり基本的に高額になるということなのです。
ちなみにモルディブの通貨はアメリカドルを使います
ちなみに話をしておくと、モルディブの現地通過はルフィアという聞き馴染みのない通過ですが、モルディブ旅行でルフィアを使う必要はありません。
というのもリゾート内及び空港内の全ての支払いはアメリカドルで行われるからです。
もちろんリゾート内ではクレジットカードが使えるため、キャッシュレスで生活することも可能です。
実際私が旅行した際も何かあった時のために1万円程度しか換金せず、あとは全てカード決済でした。(その1万円もほとんどはチップに使うくらいでほぼ使うことはありません)
またクレジットカード決済の場合もレートはルフィアではなく、アメリカドルの為替レートが適用されることになります。
いまモルディブ旅行を振り返ってみても「ルフィア」という通貨を目にした事も耳にした事も一度もなかったので、基本的にモルディブはアメリカドルと認識しておけば大丈夫です!
モルディブの物価は想像以上に高かった!実際の金額をご紹介
さてここまでモルディブの物価をお伝えする前に知っておいていただきたい基本的な知識をお伝えしてきました。
モルディブの物価=ホテルリゾート物価であること、通貨はドルが流通している事はご理解いただけたかと思います。
ここからは実際に私がジュメイラヴィッタベリに滞在した際にかかった金額をお伝えしながら「実際のモルディブリゾートではどれくらいのお金がかかるのか?」ということを理解いただければと思います。
宿泊したのはジュメイラ・ヴィッタヴェリというリゾート
繰り返しになって恐縮ですが、私が宿泊したのは、ドバイ系の資本が運営するジュメイラ・ヴィッタベリというリゾートホテルでした。
こちらのホテルリゾートはモルディブだけでなく、中東を中心に世界各国でホテル運営をしている大きなグループです。
ドバイにある世界唯一の7ツ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラ」もこのホテルリゾートが運営しているリゾートです。
ホテルを選ぶ際にリビングと寝室が別れていることや部屋から海に出られるような造りになっている点を重視していたためこちらのリゾートにしました。
ホテル選びのポイントや、このホテルのレビューなどはまた別の記事にまとめていますのでそちらを参考にしてみてください。
ちなみにホテルリゾートでの物価は基本的にそのホテルのランクに左右されるのでランクの高いホテルを選べば選ぶほど物価が高くなると思っておいた方が良いです。
なおモルディブのリゾートというと、お酒を含めた飲食費や宿泊費、その他サービス費全て込という「インクルーシブプラン」もよく見かけますが、私たち夫婦はお酒を飲まないため、インクルーシブプランではなく「ハーフボード」と呼ばれる朝夕食付きプランにしました。
それではこのあと実際の例を出しつつかかった金額をお伝えします。
モルディブの物価例①食事や飲み物の値段
食事の値段ですが、先ほどお伝えしたように滞在した宿泊プランには朝夕の食事代がついていたので、基本的に朝食と夕食の支払いは発生しませんでした。
昼食は?と思う方もいるかもしれませんが、モルディブ滞在中は朝もゆっくり過ごしていたため、朝食がブランチのようになり結果的に一日二食の生活になっていたため、昼食を食べるという事がほとんどなく昼食費はかかりませんでした。
周りの宿泊客を見ても10時前後といった遅めの時間に食事を摂っている人が多かったので、ブランチがモルディブ滞在中のスタンダードな過ごし方になると思います。
とはいえそれでは、モルディブリゾートの物価が分からないので記憶している範囲で飲み物や食べ物の金額をお伝えできればと思います。
朝食:バイキング
まず朝食に関してですが、ジュメイラヴィッタベリの場合レストランでのバイキング形式となっており、そこには一切金額等は記載されていなかったので残念ながら値段は分かりません。
ただ恐らくこのランクのホテルの朝食だとすると4,000円〜5,000円くらいするのではないかなと思っています。
昼食:各レストランでの食事
先ほどもお伝えしたように昼食は基本的に食べる事がなく、小腹が空いたら日本から持っていったカップヌードルを食べるみたいな感じだったのですが1回だけレストランで食事をしてみました。(下の写真のような感じで部屋で軽食)
その時食べたのが下の写真のようなモルディブの謎フードなのですがだいたいの金額感としては謎フード1つあたり約20ドル。日本円にして2,000円ちょっとというのが相場でした。
そして飲み物はジンジャエール1つで8ドルくらい?という感じで、クオリティがそんなに高い食事でもないので「正直高すぎ!」と思ったのを覚えています。
夕食:各レストランでの食事
私たちの宿泊したジュメイラには4つか5つくらいのレストランがあり、どこでも好きなところで食事を食べる事ができました。(食事は基本的に予約しなければならず、専属のバトラーにお願いして予約してもらうスタイルでした)
それでは実際に食べたものを紹介しつつ、値段を記憶にある限りでお伝えできればと思います。
1食目:それぞれ約40ドルずつの食事
2食目:それぞれ60ドルずつくらい
3食目:それぞれ40ドルほど
4食目:バイキングなので不明
ちなみに、先ほど夕食は付いているプランとお伝えしていましたが、その金額には上限があり、1人あたり1万円までという条件が付いていました。
私たち夫婦は少食なので1人1万円でも十分でしたが、たくさん食べる方であれば1人1万円ではすまないかもしれません。
また私たちのプランでは「ドリンク」に関しては飲んだ分だけ支払わなければならず、毎回ドリンク分だけクレジットカードで支払いをしていました。
ドリンク分だけと言うとそんなに高くないイメージを受けますが、ソフトドリンクでも1杯8ドルくらいかかり、それを2人分注文し、なおかつそこにサービス料が15%くらい乗ってくるので結局ドリンクだけで毎回20ドル以上支払いをしていました、、、。
モルディブに行くと最高すぎてそんな事どうでもよくなってしまうのですが、冷静に考えると中々大きい出費です。
バーでの食事やドリンク
ジュメイラにはレストランの他に、イケてる感じのバーも夜中まで開いていました。ここも何回かいったのですが、値段としてはどの商品も食べ物は20ドルくらい、飲み物は10ドル前後といった価格でした。
ちなみに私たちはやっていないのですが、水タバコなどもありました。水タバコの値段は意外なほど安く、たしか12ドルくらいでした。フレーバーも多数あり、水タバコ好きな方には非常におすすめです。
食事に関して総じて言える事として、値段は非常に高い(ハイランクなリゾートだったので普通なのかも?)ですが、クオリティはドリンクも食事も非常に高かったので、かなり満足度は高めでした。※写真が下手ですみません。
しかし今冷静に考えると、物価感としては日本の2倍くらいのお金がかかるという印象ですので決して安くはありません。
モルディブの物価例②スパの値段
モルディブにいったらぜひスパを体験したい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
スパに関しても宿泊プランに1回分の無料チケットがついていたこともあり、私たちは60分の無料チケットで一度スパを受けました。
通常料金は60分$100前後なので、スパを受けたい方は宿泊プランについているものを探しても良いかもしれません。
スパの施術中は言語こそ通じないことも多くありましたが、身振り手振りでとても気持ちよく受けることができ途中からは眠ってしまいました。
スパの中身もオイルマッサージやフェイシャルに特化したもの、指圧マッサージなど様々なコースから選ぶことができ、日焼けでほてった身体をクーリングするものもありました。
フェイシャルマッサージや時間が短いものであれば$50~の案内もあったので少しだけ体験してみたいという方には短いコースもアリかなと思います。
値段的にも日本で受けるよりちょっと高いかな?くらいですし、クオリティも周りの環境もとても良いのでコスパ的にはとっても満足できるものかと思います。
モルディブの物価例③アクティビティの値段
最初に触れた通り、モルディブでは1つの島に到着してからは外に出ることが難しいため、宿泊先のホテルリゾートが様々なアクティビティを用意しています。
リゾートは海に囲まれているため、シュノーケリングやバナナボート、アイランドホッピングなど様々なマリンアクティビティを楽しむ事ができます。
ちなみにモーターを使わないようなシュノーケリングなどのマリンスポーツであれば、滞在先のホテルが必要な道具を貸してくれるのでそれらで十分楽しむことができます。
一方でジェットスキーやアイランドホッピング、沖に出てのシュノーケリングなどをしたい場合は別途料金がかかります。
旅行申し込み時に最初からオプションでつけることもできますが、現地へ行ってから申し込むことももちろん可能です。
金額はアクティビティにもよりますが、価格は$20~$300くらいまで幅があったように記憶しています。(結構高いです)
シュノーケリングセットは無料
ジュメイラではシュノーケリングセットは無料でレンタルする事ができました。レンタルといっても装備はなかなか豪華で、マスク・フィン・ライフジャケット全て揃ってレンタル可能です。
このセットとモルディブの綺麗な海があればそれだけで毎日楽しめてしまいます。
潜水艇:サブマリン
ジュメイラではシュノーケリング以外にも様々なアクティビティがあり、私たちは潜水艇のような底が透けていて海の中の魚が見えるようになっている船に乗りました。
これは満足度はそんなに高くないのですが1人100ドルくらい必要でした。なかなかのお値段です。
サンセットフィッシング
サンセットフィッシングといって、船に乗って沖まで行き釣りをするというアクティビティもありました。
1時間くらいかけて沖まで行き、釣りをします。餌はスタッフがつけてくれるので我々は糸をたらすだけという感じのアクティビティです。
これがお値段的には60ドルくらいでした。こちらもなかなかのお値段です。
タートルシュノーケリング
ウミガメのいるところまで行ってダイバーと一緒にシュノーケリングをするというアクティビティです。
これは申し込んだもののキャンセルしてしまったのですが、1人あたり140ドルくらいと、かなり高額なアクティビティでした。
フォトシューティング
ジュメイラでは、フォトシューティングのサービスもありました。カメラマン1名がリゾート内の色々な場所で写真を撮ってくれ、最後にUSBでデータを貰うという感じになっています。
お値段が300ドルで、なかなか高いようにも思うのですが、今回の滞在で一番満足度の高かったのがこのフォトシューティングでした。
撮影時間は1時間ちょっとですが、非常に思い出になる写真を撮ってくれるので毎日多くのカップルがこれを行なっていました。
ウェディングフォトシューティング
これは私が実際に行なったわけではないのですが、このサイト制作に協力してくださっているライターさんからの情報です。
その方はモルディブでドレスとタキシードを着て写真を撮るウェディングフォトシューティングを行ったため、15万円ほどかかったそうです。
15万円の中には衣装代、ヘアーメイク代、3時間の写真撮影、28ページのフォトブック、フォトフレーム入りの写真1カット、USBでのデータ100カット分が含まれていたので、日本で前撮りをすることを考えると同じような感じでしょうか。
モルディブの物価例④水上飛行機や送迎船の値段
モルディブの空港から各リゾートへは基本的に水上飛行機か船での移動になります。
ただ、これらの移動手段はホテルの宿泊費に含まれていることが多いため支払いは特に生じませんでしたが、もし含まれていない場合は片道1人2万円ほどかかるため注意が必要です。
※ちなみにジュメイラは飛行機ではなく船での移動となります。
モルディブってめっちゃ高いな・・・そう思われるかもしれませんがそれ以上の体験があります
ここまでモルディブの物価について私の体験談を元に赤裸々に包み隠さずお伝えしました。正直「高すぎ!」と思われた方もいるかもしれません。
しかし1つだけお伝えしておきたいのが「モルディブ旅行は絶対に払ったお金以上の素晴らしい体験ができる」ということです。
管理人はこれまで新婚旅行先として人気のあるイタリアやフランス、ハワイなどにも訪れたことがありますが、何度振り返ってもモルディブだけは別格です。
お金のことなんてどうでも良くなるくらい素敵な時間を過ごすことが出来ました。そのため、もし今モルディブに行こうか迷われている人がいれば是非モルディブに行っていただきたいです。
「あ〜こんな楽園あるんだな」そう思えるのがモルディブなのです。ヴェネチアで素敵な街並みの中を闊歩しても、ワイキキビーチでハワイアンライフを楽しんでも、モルディブで感じた「別世界」は他の場所では感じることはできません。
ぜひあなたにもモルディブの世界を感じていただきたいなと思っています。
またお金に関しては、正直もう少し抑える方法もあります。このあと解説しますのでその辺も確認してみてください。
節約のためにできること
モルディブではほとんどの費用が宿泊代に含まれているので、滞在中に節約できることは限られています。
しかしそんな中でも節約する方法がいくつかあります。
①オフシーズンを狙っていく
②ホテルのグレードを下げる
①オフシーズンを狙っていく
まずお金を節約する簡単な方法としてモルディブのオフシーズンを狙っていくということです。
モルディブには雨季と乾季があり、乾季である12月〜3月くらいがベストシーズンと言われています。
反対に5月〜10月くらいは雨季と呼ばれる雨が降りやすい時期のため一般的にホテルの価格がやすくなります。
この時期を狙っていけば滞在費を大きく削減することができますので、節約したい方はそういった時期に関しても考慮してみてください。
なお雨季の時期であっても、日本の梅雨のように何日もしとしとと降り続く訳ではなくスコールが降った後はカラっと晴れる事が多いそうなので、雨季だからといって「滞在中ほとんど雨だった」というのはあまりありません。
②ホテルのグレードを下げる
お伝えしてきたようにモルディブでの滞在は基本的にどこか1つのリゾートにずーっと滞在することになるため、現地でかかるお金というのは「リゾートによる」というのが本質です。
通常のホテルを想像していただくと分かりやすいですが、普通のホテルより高級ホテルの方が、ホテル内のレストランやカフェの価格が高くなっていると思います。(ホテルのアフタヌーンティーなどはとても高いですよね)
モルディブでも同様で、基本的に高級リゾートであればあるほどアクティビティや飲食の代金が高く設定されているので結果的に滞在費が高くなってしまいます。
そのため、少しでも節約されたい場合は高級リゾートではなく、少しランクを落としてあげると良いかと思います。
ちなみにモルディブには100以上のリゾートがあるので、選択肢はいくらでもありますし、そもそもモルディブの1番の魅力は「海」ですので、そこには差はあまりありません。
そのため、どうしても支出を減らしたい場合はホテルのランクを下げるという手段も考えてみてください。
モルディブの物価についてのまとめ
以上この記事ではモルディブの物価について実体験を元に生々しいお金の話をしてきました。
ご覧いただいた通りモルディブは完全にリゾートなので、他の観光地に比べて費用はかかるかもしれません。しかし何度も言いますがその分素晴らしいサービスと非日常感溢れるかけがえのない時間を過ごすことができます。
もしモルディブ旅行に行こうか迷われている方がいましたら、当サイトを隅から隅までみていただいて検討いただきたいなと思っています。このサイトを見れば、私がどれほどモルディブに魅力されたかを分かっていただけるのではないかと思います。